テキトー雑学堂 タイトルバナー

科学・テクノロジー その32「アカシックレコード 宇宙のビッグデータ」


本 この「アカシックレコード」なるものにはこの雑学脳が当然ながら長い間、興味を持っていましたが、あまりにも面白い対象で、本気でこの「アカシックレコード」について書こうとすれば、一体どれほどの量の文字を必要とするのか想像もつきません。ですから、どこかに絞って考えてみるのが効率的なのですが、この言葉の前ではそんなこと通じません。頭の中がアチコチヘ踊りまくってしまいます。そもそもが、この「アカシックレコード」について書こうと思う時、そのジャンルはこの「科学・テクノロジー」でよいのか、ハタと考え込んでしまいます。「文学・評論」でも「人文・社会」でも、どのジャンルでも対象となる事象を含んでいるのです。ジャンルに迷ったテーマが出てきたときのために、「その他」を設けているのですけど、そこにかくのもナンダカナァ…。ってなことで、とにかくここに書きます。

と、「一人で何騒いでんだ」と言われそうですので、まずは「アカシックレコード」なるものについて極力簡単に説明してみたいと思います。一言でいえば「宇宙誕生から現在(未来と考える場合もある)までのありとあらゆる記録と情報」の事です(らしい…)。言ってみれば、昨今話題となっている「ビッグデータ」など比べ物にもならない、途方もなく巨大なデータの塊です。それがこの宇宙の中に存在するという考え方です。この辺りでもう興味を失う人は失うでしょうね。しかし、この「アカシックレコード」に興味を持つ人は絶えることなく、あのオウ○真理教もこの「アカシックレコード」の存在を教義の中に取り込んで「世界の果てに(どこでしょうね…)宇宙の全現象が永遠に記録されているエーテル状(どんな状態でしょう…)の全記憶情報媒体が連なっている」としていたようです。まあ、オウ○真理教の教義から入ると少々いかがわしくなりますので、その前提となる「神智学」について語る必要があります。オウ○のはそのパクリですから(他にも色々パクッていますけど)。

で、この「神智学」なるものから「アカシックレコード」について書いてみたいと思います。この辺りに絞って書くのが無難でしょうね。話が逸れますけど、WEBで「アカシックレコードへのアクセス方法」って、検索してみてください。ゾロゾロと引っ掛かってきますから。勘違いも含めて、どれほどの人がそれにトライしようとしたのでしょうね。有名どころでいけば、プラトンやヒトラー、エドガー・ケイシーなど、神秘主義に名を連ねる方たちの名がたくさん出てくるでしょうね。それは置いといて、その神秘主義の中のルドルフ・シュタイナー(1861年 - 1925年)にスポットを当てて考えてみたいと思います。なぜなら、この人物が「アカシックレコード」なる言葉を作ったそう(別の説もあり)で、神智学協会ドイツ支部事務総長でもあるからです。「神智学」だけでも大きなテーマとなるのですが、ここではサラリと行きます。「神智学」とは「神を研究の対象、学問として捉えるもの」。これだけだとブッキラボウなので、さらに言葉を分かりやすく付け加えると「神の智慧は人に通じるものであり、人はその自らの智慧により神に近づくことができる」としています。

このルドルフ・シュタイナーは「人智学」という言葉も使っていますけど、これはオリジナルかどうか分かりません。まあ、一種の「超人思想」とも考えられますが、「神智学」と同じようなものであると思って間違いないでしょう。彼は神智学協会の中心的人物であり、ヨーロッパで活動した神秘思想家、哲学者、教育者です。ちなみに、教育学を勉強するとこのルドルフ・シュタイナーなる人物にはほぼ必ず出会います。独自の教育手法(オイリュトミーと呼ばれる、舞踊と知識をシンクロさせて学習する、踊って歌いながらABCを覚えるようなもの)によって子供の能力を開発しようとするルドルフ・シュタイナー学園の創設者ですから。また、あのヒトラーが「最も恐れた人物」という側面(ヒトラーも神秘主義者であり、ルドルフ・シュタイナーの霊的能力を恐れ、暗殺を試みたとか…)も持っています。とにかく、少々捉えどころのない人物ですが、神秘主義に軸足を置いた(天才的な)哲学者、と考えればよいと思います。

で、その「神智学」の中で、「アカシャ」という、物質界を取り巻く世界にこの「アカシックレコード」が存在するとしているようです。いずれにしても概念としてなかなか捉えにくい世界なのですけど、「宇宙も人類も霊的に進化する」との考えに立ち、その進化の段階を示し(便宜上でしょうけど、曜日に例えて「土星期、太陽期、月期、地球期~」とか)、そして、進化によって「真の悟り」の段階に達するとその「宇宙規模の情報であるアカシックレコード」を読み取る能力がその人の中で発動するとしています。そうなると、現代の科学などとは桁の違う知識・テクノロジーを得ることができ、まさに「超人」となる訳です。仏教の中にもこの「超人的思想(仏となる)」はあり、ヒトラーの「我が闘争」の中にも「神人」といったような暗示的言葉で「超人的」なものが記されています。

話が広がりすぎるような気はしますが、「古代宇宙飛行士説」という「超古代に地球へ飛来した宇宙人が、人や地球文明を創った」という説がありますけど、兄弟サイトの「不思議…を考える」の「補足説明※59」でその概要を解説していますが、これなどは「アカシックレコード」の具体的な事例でしょうね。宇宙のどこかに「スーパー・テクノロジー」の情報があり、かつて超古代にそれが駆使され、遥か太古、地球に現代より進んだ文明社会が存在した、という考えです。この説では「神」は全て宇宙人であり、人間は遺伝子操作で猿から作られたそうです。目を剥いて反論したい訳ではありませんけど、全てを「スーパー」な宇宙人に帰結させるというのは、あまりにも「便利過ぎる」説ではないかと思いますけど。まあ、「アカシックレコード」なる「スーパー情報・記録」がどのような形であれ、宇宙のどこかに存在するという考え方は、否定しきれないものがあります。現実にわれわれの社会の中には意図的かそうでないかは別にして、様々な情報・記録が存在しますから。極論すれば、「足跡」や「石ころ」も情報・記録ではあります。

このまま、論として破綻させてしまうのも面白いのですけど、私自身はこの「アカシックレコード」なるものを信じます(否定しないということ)。この宇宙がビッグバンにより生まれて未来永劫(いつまでかは分かりませんが)にわたってその時空間に様々な情報を残し続けていくことは事実でしょう。宇宙の遠くを見れば、例えばそれが四十数億光年であれば、それは地球が生まれたころの宇宙の姿ということになります。かつて、アメリカの天文学者でありSF作家であるカール・セーガン原作の映画「コンタクト(1997年)」の中で、宇宙の遥か彼方から発信された電波を地球で受信し、その電波は「ベルリンオリンピックでTV中継を行い、そこで演説するヒトラーの姿」をデータとして送り返したものでした。このシーンにはけっこう(個人的に)インパクトを感じました。このように宇宙には、光も含めた電磁波が飛び通い、その大本に何かの情報があれば、それが電磁波となっているという考え方には殆ど抵抗がありません。それが「アカシックレコード」なるものではないでしょうか。

どこにあるかといえば「宇宙全体」、さらに言えば「宇宙という時空連続体」の中であり、「どうすればそれにアクセスできるのか」と言えば、電磁波ですから、高精度なアンテナを持つ解析用のコンピュータを使って、でしょう。超能力ってのもありなのかな? では、「そこから何が得られるのか」ということですが、それに関しては「そこから何が得たいのか」ということの方が問題、と考えます。仮に「核兵器の情報」であったとしたら「そもそもそれは必要か? 何をもたらす?」という考えのもとに取捨選択されるべきものでしょう。情報とは本来そういうものです。ちょっとマトモすぎて面白くない結びになりそうですが、ビッグバンを一つの特異点である「宇宙卵」から生まれたものとすれば、それがどれほど膨脹しようが、初めも終わりも全く同じものであり、その中にある情報は消えることもなく蓄積される筈です。「神智学」でいうところの「宇宙も人類も霊的に進化する」ということを信じる(受け入れる)なら、「アカシックレコード」とは「単なる膨大なビッグデータ」ではなく、「宇宙の膨大な試行錯誤の末に生み出される一滴の智慧」、即ち「宇宙と人類のあるべき姿」を示してくれるものではないかと思います。まだ疑似科学(科学的と勘違いされている)の領域にある「アカシックレコード」は人の手に負えるような段階にある代物ではないように思えてなりません。余談ですが、現実の「ビッグデータ」にも同様の思いを持ってしまいます。

科学・テクノロジー 目次へ



【商品検索】Powered by Amazon

↑「すべて表示」をクリックするとAmazon.co.jpの検索結果一覧に移動します。

■これからギターを始められる方のご参考にでもなれば。
木の音 バナー
「あれこれブログ風」サイト
「不思議」「怖い」「変」を普通に考える。 バナー
「花を楽しむ」サイト
花を飾る バナー


■サイトポリシー ■プロフィール
■お問い合わせ
ページトップへ戻る

Design by Megapx / Template by s-hoshino.com
Copyright(C) Ureagnak All Rights Reserved.