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その他 その27「動物は何故、眠るのか? 植物も眠るのか? 眠らない動物は?」


本 「動物はどうして眠るのか?」。「横になって眠る」というボケは置いといて、「眠る」、つまり「睡眠」ですが、子供のころからの素朴な疑問です。もし、「人間が眠らなくてもよいのであれば、ずっと活動を続けていられるけど、その場合は寿命も短くなるのかな?」とか、「1日は地球の自転で決まっているのに、なんで人間がその周期に合わせて1日ごとに眠るのか?」とか「眠らないとどうなるのか?」。最後の疑問は実験をすればいいのでしょうが、大抵、気が付かないうちに寝てしまいます。この睡眠なるものにどうアプローチして行けばよいのかいささか戸惑いますが、まずは「生物」にとって必要なものである事を前提にして、その必要性から考えてみます。一番分かりやすいのは昼間の活動による「疲労」の回復のためという事ですが、細胞レベルでの「治癒」も行っているようです。しかし、休息や治癒のためなら意識まで無くして眠ってしまう必要があるのでしょうか? ここは一般に「脳のリセット」を行うというのが一般的な理由のようです。

「脳のリセット」とはどういう事なのでしょうか。よく聞くのは「それまでの記憶を再構成している」という事ですが、夜中にレポートでもまとめているのでしょうか。だとすれば疲れてしまいそうですけど…。脳は身体のように安静と云った休息レベルではその「疲労」が回復できないようです。一旦、精神活動を止めてやらないと様々な障害が起こることが実験で証明されています。「断眠」での記録は1960年代にアメリカの高校生がトライした264時間12分(約11日、ギネス記録)だそうですが、日が経つにつれ集中力は低下し、情緒不安定となり、幻覚まで現れ始めたようです。運動機能に大きな異常はみられなかったようですが、言語は不明瞭になり、簡単な計算が困難となり、最後には無表情となって、 近くにいる者(監視付きでやっていたようで、当たり前か)が刺激を与えないと数秒でも寝てしまうようになり、そこで実験は中断されたようです。まあ、実験続行不可能になったという事です。

これは自分の体験でも十分に理解できます。仕事で完徹したり、睡眠不足が続くと段々考えがまとまらなくなり、幻覚までは出なくても仕事的には殆ど「役立たず状態」になりますから。ネズミの実験では刺激を与え続けて断眠状態にすると、1~2週間で死んでしまうそうです。これは、飢餓で死んでしまうより早いようです。人間もおそらく同じであろうと考えられていますが、さすがに実験は無理でしょうね。しかし、この「強制断眠」が拷問にも使われているようですので、相当に辛く(容易に想像できます)、死んだ者もいたでしょう。「人間の睡眠は、脳波と眼球運動のパターンで分類でき、成人の周期は90分程度。入眠時には前脳基部(腹外側視索前野)に存在する入眠ニューロンが活性化し、レム(急速眼球運動 :Rapid Eye Movement)睡眠移行時には脳幹に位置するコリン作動性のレム入眠ニューロンが活動し、覚醒状態では脳内の各ニューロンは独立して活動…」云々ってな事は、雑学よりも正当な学者に任せるとして、もっと素朴な疑問で続けます。

動物が寝るのは見ていて分かりますが、では「植物」も眠るのでしょうか? これは結論から言うと「検証不可能」なようです。そりゃそうでしょ。植物に「寝た?」って聞いても、いつもそのままだし…。起きている時と寝ている時の差が分かり難い。ですが、光の照射量によって、その活動が変わる(早咲き、促成等)わけですから、昼と夜は感じているのでしょう。しかし、どこを「睡眠」と定義できるかは当然難しいでしょう。不眠症のチューリップなんて聞いたことないし…。「睡眠」なんて概念の必要が無いのでしょうね。「脳」が存在しないし。では、眠るのは動物に必要なこと(脳の休息)、という事で、もう一度その必要性を考えてみます。よく「ショートスリーパー」「ロングスリーパー」などと言うことを日常的に聞きますが、これは確かにあるようです。それを単純に人間の個人差と言ってしまえば身も蓋も無いのですが、ある本で面白い記述を読んだ事があります。一般的な睡眠時間を8時間とすれば、6時間以下で平気な人は「実業家向き」で、10時間以上寝る人は「創作家」向きとか。何となく説得力があるような…。肉体の稼働か、脳の稼働かでその休息時間が変わるのかな…。だとすれば、実業家ってのはあまり「脳」を使っていないのか…。まあ、興味があるのは金だけだから。

「草木も眠る丑三つ時」ってのは無いとして、昼間に眠気を起こすこともありますよね。地中海地方には「午睡(シエスタ)」の習慣があり、ホント、現地に行ってみると昼過ぎにお店が皆閉まっていました。最近では企業中心の社会となり、労働効率からこの「午睡」が許されなくなってきたそうですけど、また、午睡をする事で労働効率は上がるという風潮が復活しているようです。日本の会社で昼過ぎに居眠りをしていると「怠け者扱い」で、どやしつけられますが、あるレポート(出典の記憶が曖昧)によると、現代社会の重大な事故はその殆どがヒューマンエラー(人間のチョンボ)にあって、その原因は睡眠不足にあるとか。単純な例でいけば「トラック運転手の居眠り事故」などがそうで、あの有名なチェルノブイリの原発事故もスタッフの寝不足が原因であるとか。まさに現代社会は「眠らない(眠れない)社会」なのでしょう。「寝る間も惜しんで頑張る」というのは、エンジンの調子が悪いクルマのアクセルを目いっぱい踏んでいるという事なんでしょう。

で、最初の素朴な疑問に戻ります。では「眠らない生物」はいるのか? 微生物レベルまでを入れると話がややこしくなるので、ここでは進化的に高等な生物という事で。イルカやクジラは哺乳類で、海に生きていますが立派に「溺死」できます。では、寝た時に溺れてしまうのでは。ハイ、イルカやクジラはそうならないために一日中泳いでいます。だったら「寝ていない」のでは。いえ、ちゃんと寝ているようです。それが有名な(有名かな…)「半球睡眠」で「脳の半分ずつが眠る」ようです。右脳が寝ている時は左目を瞑って、左脳が寝ている時は右目を瞑って…。器用な奴らです。人間にもこれができないかと研究している者がいるようですが、どうも無理なようです。私の結論。「なんで生物は眠るのか?。PCと同じでしょう。PCは長時間使っているとメモリにフラグメントがたまったりしてフリーズします。つまり、それと同じで「睡眠」とは「脳」のリスタートに必要なログアウトなのでしょう。これ、私的には凄く得心が行くことです。え、簡単な答え過ぎて納得いきませんか? ではひと眠りして、また考えましょう。

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