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その他 その28「脳の進化について 無謀承知の考察」


本 世の中にはまだまだ分からない事の方が多いでしょう。広大無辺な宇宙も然り、我々が海水浴や釣りで遊んでいる海もまた、宇宙に引けを取らぬほど分からない事が多いそうです。あげつらえばキリがありませんが、その未知の多さ故に「人類最後のフロンティア(未開拓領域の境界)」と呼ばれているものがあります。何でしょう? それは宇宙や海などよりも遥かに身近な「脳」です。ハイ、あなたの頭にも私の頭にも入っている脳味噌のことです。神経細胞が集まって作り上げた超複雑なネットワーク。この脳の構造や、運動、記憶など、その働きに関しては「大まか」に分かってはいるようです。事実、脳外科というものがありますから。しかし、その本質的な神経回路については、まだ殆ど分かっていないようです。フロイトが発見し、それを「診察可能」にした「心」「精神」なるものも、この脳の神経回路の働きによって機能するものですが、「診察」ができ、ある程度の「治療」が可能になっているものの、それは結果が出ているから認められているわけで、実際の所はどうなっているものやら、全く分からないのです。

この脂質とタンパク質でできた高性能な制御装置は、ビタミンB1の媒介によりブドウ糖を燃料として動いているようですが(大雑把?)、私の体の動きへの信号も、記憶も、思考も、もろもろの悩みなんかもこの中で動いているのです。どのように? だから、それが分からないんです。で、この脳は人間だけにあるものではなく、サルにも犬にも猫にもネズミにもワニにも鳥にも魚にだってあります。構造的には一緒で「脳幹」「小脳」「大脳」から構成されていて、違うのはその、それぞれの大きさです。魚やワニの脳を空かして見ることができれば、その三種の脳はそれぞれが並んで見えますが、サルや人のようにある程度知能を備えた霊長類の脳は、その殆どが大脳に覆われています。というより、大脳の新皮質が大きくなって、人にいたっては大脳皮質の90%以上を新皮質が占めているようです。つまり、ここがでかくなって、考えたり、悩んだり、妄想に襲われたりと忙しくなる訳です。

「そんなことは知っているよ」と云われそうだし、細かく書くとこっちも面倒くさく(失礼…)なりますので、一般的なことはこの辺にしておいて、疑問の根本を一点に集中します。それは「なんで、脳が発達したの?」って事です。これは「進化の一形態で、霊長類独特のもの」、つまり「道具」を操り、他の猛禽類などから身を守ったり、それらを捕食の対象にしたりするために複雑な脳を進化させた、ということになっています。私は昔、何かの本(タイトルは記憶にない)で読んだ、「あらゆる生物は捕食(お食事)のために活動し、その捕食を効率よく行うために脳を発達させていった」という説にいたく説得力を感じました。「そうか、喰うため=養分を採る=生きるために脳が発達したのか…」。ということは、「脳」とは「消化器官」の末端に肥大して発達した制御器官ということになります。つまり、「胃袋」のなれの果てが脳であると。これはシンプルに「脳の存在意義」を示してくれました。

しかし、それなら、せいぜいがワニや魚辺りで進化を止めてもいい筈です。霊長類、人は「人はパンのみに生きるに非ず」なんて言葉まで生み出しています。「喰う為だけに生きてんじゃねえ」ということですね。しかし、喰わなきゃ死ぬし…。ってなことは置いといて、「捕食のために発達した脳」が「考え始める」のは「喰うため」のこととして、「悩み始めた」のは何で? それは「農耕」などで「喰うこと」に余裕を持ち始めたからと簡単に説明されそうですが、しかし、では「生物」として、なんで「悩まなければ」ならないのか? 「悩んだりする」ことに「生きるため」の何の意味があるのか? この「悩む」は、例えば「戦争で相手に勝つためにはどんな優秀な飛行機を作ればいいか」で悩むのはまだ「生き残る」という「捕食」の領域にあるから分からなくもないのですけど、「我、如何に生くべきか」「私は何者であるのか」なんて悩み、もう「捕食目的」とは地球から冥王星位までかけ離れています。「喰うこと」から離れた「脳」の進化はどちらに向かおうとしているのでしょうか…。

ハイ、本格的に「無謀上等」となるのはこの辺からです。脳そのものが「個体」を機能的にコントロールするために進化したのなら、その枠から更に進化するためには「全体」へと向かうのではないでしょうか。脳が生み出す「意志」には「個人の意志」「合意した意志」「一般意志」「全体意志」など様々に形容されるものがありますが、この「意志」なるものをシンプルに「在るべき、向かうべき姿」を希求するものとすれば、それは「カモメのジョナサン」のように「より速く、より高く飛ぶ」という「志」へと向かうもので、それが「個」という枠を超えたとしたら…。いえ、これは仮説などではなく、既に人の脳は、それが創り出したネットワーク、つまり、ありていに云えばインターネット、通信技術ですが、それによってさらに膨大な「個という生命体の限界」を超えて「脳のネットワーク」を創り出そうとしています。私はこの「通信技術の発達」が機械的な発達のみではなく、「必然」ではないかと思えるのです。現実にあらゆる「脳」が拙いながらも「つながり始めて」います。

ここで、さらに自爆気味の「無謀上等」へと入っていきます。何でしょう? それは「フラクタル(仏: Fractale )」の(幾何学の)概念です。これを牽強付会に定義すれば「自己と全体は自己相似的な関係を持つ」です。コンピュータ・グラフィックをやっている方ならご存知のパターンです。ザックリと云えば、「三角形の集合で三角形ができる」(無謀承知!)。つまり、人の脳が「捕食」から次の進化へ向かうとすれば、高度な思考能力を得るために進化させた神経ネットワークを、今度は「個」から「全体」へのネットワークへと進化させていくのでは…。では、飛びますよ! それは「全体意志」、ではなく「宇宙意志」です! 物理的に人間の脳の重さは地球上では構造的にこれ以上大きくはなれないでしょう。頸椎症の私が言うのですから、間違いありません。であれば、更に進化するためには、集合するしかありません。

SFとかそういうことではなく、筒井康隆の「霊長類南へ」の「地球が目覚める」というラストシーンには少なからずの一撃を受けました。今のネットワーク社会は、その「予行演習」のようなものでは…。雑学脳が好奇心に震えて「不規則運動」を始めるとはまさにこのことです。5億年もかけて進化してきた脳が、ここでその進化を「物理的」な制約で終えるとは考えられないのです。ちなみにあらゆる脳の起源は、糸埃程度のチューブ状の神経管が生まれて、その中に神経が生まれ、それが膨らんで脳となり、その起源は原始の「ホヤ」の幼生に行き着くそうです。ホヤですよ…。あの、東北に行った時に居酒屋のメニューにある、好き嫌いがハッキリとするやつ…。ホヤの脳が人間の脳に行き着くんですから、更に進化をすれば、ホヤと人間の脳の違い位はまだまだいける筈! そして、その姿は…○×▲□! でも、遥か未来に進化した脳から見たら、もしかして、今の人間の脳なんて「ホヤ」なのかね…。

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