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その他 その34「成り行きで禁煙できました 意外と簡単に…」


本 不思議といえば不思議、そんなものかと思えばそんなものなのでしょう。何がって…? タバコです。私は数十年来のスモーカーで、タバコを止めようなんて思ったことは一度もありませんでした。それが、…です。

ストレスの多いフリーランスの立場で仕事を続けていく中、酒とタバコのない日々など想像もつきません。昨今は外に出るとなかなかタバコが吸えない環境ばかりとなり、自宅兼仕事場に戻るとホッとして一服です。タクシーもダメ、駅の近くもダメ、新幹線は当然ダメ、飲食店でも全面禁煙のお店が増え、会社の会議室もダメ。全く、「タバコくらい自由に吸わせろ!」と文句の一つも言いたくなりますが、まあ、確かにタバコを吸わない人が増えてきているのも事実ですし、タバコの臭いを嫌がる(嫌煙)のも、嗜好する自由と同じく守られるべき権利でしょうから、マナーとしての我慢は致し方なし。

しかし、昨今の「禁煙(嫌煙)」は、「ブーム」といってもいい雰囲気だと思います。昨日まで同じように吸っていたやつがタバコを止めた途端、「タバコなんて百害あって一利なし。吸っている奴の気が知れない。お前もやめろ、意志さえしっかり持てば止められる!」なんて生意気言って。即、「お前は病院行ってやっと止めたんだろ。何が禁煙外来だ、医者の稼ぎどころを増やしてやったみたいなもんだよ」と言い返しますけど。自分は禁煙成功者で、私は意志の弱い禁煙失敗者、ってかぁ! ほっとけ。言っておきますが、私は禁煙なんて考えたこともないし、「タバコを吸う人は吸わない人より○○%もガンになりやすい」なんて言われても、じゃあ、タバコを吸ってないのにガンになる人はご愁傷さまってことかいな。要は吸おうが吸うまいが、病気になるのは確率の問題に近い! 予防を否定するわけじゃありませんが、タバコが「ガンを起こすメカニズム」なんて、私の知る限りいくつも説があって、まだ明確にはなっていないし、普通に考えれば車の排気ガスの影響の方が高いと考えます。実際、人間より呼吸の位置が低いイヌにガンが増えているそうですし(資料無し)。

ってなわけで、黙々とモクモク、タバコと酒で精神の平常を保っている私です。いわゆる「依存症」というものはニコチンもアルコールも、最近は何かと耳にする「快感物質ドーパミン」を介した「脳内報酬系」の作用という事のようです。ドーパミンを簡単に言ってしまえば、「快感や幸福感を得る」、「意欲を持ったり(作ったり)感じたりする」といった機能を担う脳内ホルモンのひとつで、つまりは「脳内生成ナチュラル麻薬」って感じでしょうか。ニコチンには脳内に「結合すると快感を覚える」受容体があるらしく(α4β2とか…)、タバコを吸うとニコチンが即、脳に達してその受容体と結合し、快感を感じるドーパミンが放出されるようです。その快感は一定の時間(30分くらい?)で消え去り、そうするとまた脳がニコチンを要求し、一服。するとドーパミンが…。って、なんか芸すると角砂糖もらえるサーカスの熊みたいですな。まあ、だから「脳内報酬系」の作用とかいうのでしょうけど…。

私の場合、紫煙もアルコールも一人の時間を楽しむための「道具」であり、誰にも迷惑はかけていないつもりだし、その日の頭の疲れ(&嫌な事)を翌日に持ち越さなくて済みます。まあ、気分のリセットでしょう。故に「禁煙」なる発想は一度も持ったことはありません。ただし…、です。「節煙」なる気分は持ったことがあります。だって、今のタバコは高すぎる。酒は酔えばいい訳なので、安酒でも構わないのですが、安いタバコといえども高い。そのうちに一箱千円なんて時代が来るかも…(実際、ヨーロッパではすでに千円を超えている国がある…)。そう考えると本数を減らすしかないという、いじましい対応しかありません。

そこで、昔、興味半分で試した記憶のある「禁煙パイポ」も選択肢として有りかな…、なんて考えて、今の「禁煙パイポ」を調べてみると、「おーっ!」、昔よりずいぶんと進化して、煙の替わりに水蒸気が出て、殆ど見た目はタバコじゃないですか。蒸気化して吸うのは「植物系グリセリン(VG)&プロピレングリコール(PG)」という、食品にも使われる溶剤。それにメントールやフルーツ系など、お好きなフレーバーを入れてプカプカと楽しめるようです。初期投下のコストもそこそこで、比較的安いランニングコストで使えそう。まあ、これで「節煙」にでもなればいいか、くらいの気持ちで試してみました。でも、蒸気なのに、タバコの煙と同じような感じで宙に漂っています。これは、蒸気と言えどもタバコの煙と同じ粒子の大きさであるからだそうです。見た目には全く、タバコと同じです。ただし、ノーニコチン、ノータール。中にはニコチンリキッドとやらを混ぜて吸っている人もいるようですが、これは完全に違法、ご法度です。

今の「禁煙パイポ」は電子タバコといっても、「iQOS(アイコス)」とは違って、タバコの葉は使いません。構造も違います。「吸い口(ドリップチップ)」「アトマイザー(蒸気化器?)」「バッテリー」の3つを組み合わせてできています。それに煙のもととなる「リキッド(グリセリン等)」を入れて水蒸気を出します。タイプはペン型、箱型と色々な機種があるようです。WEBでけっこう情報を取れますので興味がおありの方はどうぞ。本サイトは「本屋さん」ですが、まだ「新しい電子タバコ(Vape:ベイプ、なんか蚊が落ちそうな名前…。分かる人には分かる)」に関する適切な本(古い時代の本しかない)が出てないようですので書籍のご紹介はできません。

で、元々の狙いであった「節煙」なのですが、効果アリアリ! 見る見るうちにタバコの消費量が減っていきました。そこまでなら、まあ、普通のけなげな「節煙」対策なのですが、なんと、なんと…、です。次第に本物のタバコを吸っていない時間がかなり長くなってきていたのです。一日近く電子タバコだけの日があったり…。そこで、ものは試しに、本物のタバコを意識的に断ってみたらどうなるのか、興味が湧いてきました。言っておきますが「禁煙」などを目論んでのことではなく、本物タバコを吸いたければいつでも吸うという気分でニコチンを断ってみました。実験です。一体、どれほど苦しむのか、今まで禁煙などしたことがないので、何となくワクワクした気持ち。私はMではありませんが、頭を掻きむしるほど苦しくなるのかどうか、ニコチン中毒の離脱症状(禁断症状)に興味津々(変…?)。

一日目、ちょっと本物タバコが吸いたい気分でしたが、実験ですから、その程度で止める訳にはいきません。電子タバコでも吹かしていればやリ過ごせるレベルです。二日目、一日目と同様。三日目、この辺で一番本物タバコが欲しくなるそうなのですが(三日目の禁煙失敗が多いとやら…)、私は禁煙中ではなく実験中なので、まあ、少しは本物タバコが恋しくなってきましたが、意外とそれほどでも無し。そして、一週間目、なんと、試しにタバコを持たないで外出してみて、特に苦しくもなく、タバコが欲しいとも思わないことにちょっとビックリ。二週間目には、禁煙の「敵」であるらしい「朝の一服」「食後の一服」「酒席での一服」という時間帯に特に何も感じなくなりました。「禁煙パイポ」は続けています(外にまでは持って行ってない)。で、一箇月が過ぎました。本物タバコも灰皿も、家ではそのままにしてあります。つまり、吸いたければすぐにでも吸える環境にあるのですけど、特に吸いたいと思わない自分に少し驚きました。

ただ今、本物タバコは吸っていません。しかしながら「禁煙」している意識は全くありません。本物タバコを吸いたくなれば吸うつもりです。結局、自分の経験ながら思うのですが、ニコチン中毒がどうのこうのなんて、かなり個人差があるのではないでしょうか。確かにタバコを吸い続けてはいましたが、タバコを吸ったからといって「ドーパミン、来た来たぁぁぁ!」「ハッピー!」ってな気分になったことはありません。少し気持ちが落ち着く程度です。お酒の場合はあります。酔いは間違いなく気持ちの良いものです。タバコってのは「紫煙をくゆらせる」行為としての「くつろぎ」という側面が大きいのではないでしょうか? ですから、景色としては同じような「禁煙パイポ」で置き換えることができた、と。タバコを吸っていないから「健康!」って気持ちもありません。タバコってこんなもの? 意外と、思い込みで成り立っているものは多いのでは? 不思議といえば不思議、そんなものかと思えばそんなものなのでしょう。多分、成り行きで「禁煙(?)」できたようです。

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